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​ご挨拶

この度、企画/脚本・村口知巳、監督・川上喜朗による新作短編アニメーション「ゼツボウガラス」の制作を始めます。
本作は「伊参スタジオ映画祭シナリオ大賞2012」において審査員奨励賞を受賞した脚本が元になっており、川上によってアニメーションで映像化されます。15分程の短編アニメーションを目指しており、クラウドファンディングで資金を募りつつ、完成を目指してまいります。
長い道のりですが、私たちのプロジェクトへご賛同いただける方を募集いたします。応援をどうかよろしくお願い申し上げます。

 
 

​あらすじ

山と湖に挟まれた彼岸に、1組の夫婦が住んでいた。絵本作家として制作に勤しむ由子、それを支えるパートナーの幸太朗。由子の絵本はとても奇妙で摩訶不思議!王子様のお話や、学校の帰り道のお話、アダムとイブのお話も。だけど彼女には、もう時間は残されていなかった。

 

​監督メッセージ

こんにちは。川上喜朗と申します。

本作制作の始まりは、長崎の映画祭での打ち上げの席でした。

私の作品と村口さんの作品がそれぞれノミネートされており、打ち上げの席が隣になったので映画やアニメーションについてのお話をしておりました。その際に「…彼に相談してみる?」とスタッフに相談しながら話してくれたのが「ゼツボウガラス」の脚本でした。

村口さんは実写映画の監督であり、「ゼツボウガラス」も本来は実写化を想定して作った物語。しかしその内容は、絵本の中の幻想的な出来事が交差していく不思議なものでした。実写よりも、むしろアニメーションの方が物語の魅力を表現できるのではないか。脚本を読み進めていくうちに、この作品はぜひアニメにするべきであり、ぜひ自分がやりたい!と心に決めていました。


本作に魅かれる大きな理由が、二人が限られた時間をお互いに過ごしている様子がとても印象的だったことです。

登場する絵本作家の女性・由子は、おそらく何らかの病気を患っています。残り時間が限られている中で、彼女は限られた力を振り絞って作品を作り続けている。誰かに認められるために作品を作るのではなく、彼女自身のために。パートナーである幸太朗は、そんな彼女を静かに支えている。二人には過去の辛い記憶があるけれど、その穴を優しく埋め合わせるように、二人は残りの時間をお互いを大切に思いながら過ごしている。そんな二人の関係が愛おしかったんです。


コロナによって、人との繋がりが遮断され、経済が低迷し、世界をつないでいたはずのインターネットでさえも分断が起こりました。

だけどそんな状況の中でも、作品を作り続けている人たちがSNSにはいます。それも外部の組織に認められることや映画祭のためとかでもなく、自分自身のために作っている人たちがいます。もともと、僕の制作の原点はSNSでのイラストでした。自分の楽しみで作品を作り、限られた身近な人たちに認めてもらえることが、当時の僕の楽しみであり、希望でした。その後も僕自身が絵画やアニメーションで活動していく中でも、そうした人たちに常に勇気付けられてきました。由子をイメージする時、そんな彼らの生きる姿勢が重なることがあるんです。自分のために作品を作る、その実直で純粋な姿勢が、限られた時間を過ごそうとする由子の姿に。そうした人たちの生き様を作品に込めたいと思ったことが、本作の制作を決めた動機でもあります。


アニメーション制作は本当に時間がかかります…。お見せできるのにまだまだ日数が必要ですが、皆さんにお見せできるのを楽しみにしております。

 
 

©2020 Kawakami Yoshiro

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